MySQL ユーザコンファレンス 2008 - BOF#1 Drizzle
初日で一番面白かったセッションでした。BOFっぽく狭い部屋に集まってミーティングする感じがなんか楽しかった。集まってた人も他セッションはEnterprise向けの発表が多くてスーツが多かったのに、ここだけギークな人が集まってましたねw
走り書きのメモなんであんまりまとまってませんが晒しておきます。DrizzleはWebアプリに特化したものにして速度が最優先されているみたいです。いらないものは全て削ぎ落として本体はシンプルな方向に進んでいるような印象を受けました。そして、必要な機能はプラグインでカバーする感じです。
開発の契機
- 組み込み開発の人とWebアプリ開発の人にヒアリング
- 組み込みはストアドルーチンやビュー
- Webはパフォーマンスを重視
コンセプト
- Webアプリケーションにフォーカス
- パフォーマンスが第一
- ERP
- Data Warehouse
- Analytic
- 上3つは対応しないようにした
- 32bitはもう忘れるべき、64bitで
- 32bitの対応コードが無くなればより小さいものになる
MicroKernel
- Core Kernelの周辺にプラグインを置く形式
データ型を見直してる
- さまざまなblobがあるがDrizzleでは1つになる
- UUID / IPV4(6)のシリアルデータ型の追加を予定
ソースコードが小さくなった
- 学習量も小さく
スケールアウトもしやすくなった
- Optimizer
CodeはLaunchPadに
- forkしやすいように
- 日本語訳のプロジェクトもある
Buildbot
Open Sourceで活動
- Sunの人も外部の人も関係なく関与してる
- Drizzleの議論はDBAではなく現場のエンジニアの声を最優先している
30言語に対応予定
Federated X
- Federated Engine世代のもだけど性能はアップ
- トランザクション
- マルチシステム
Transport
- 非同期
- マルチプロトコル
将来
- SQLを使わずにデータにアクセス方法も実装される
Q&A
- ストレージエンジンは互換性はなくなるという認識でOK?
- 少し変更を加えてやれば対応できる
- 複数のプロトコルをサポートする
- 来年の四半期中にはリリースされる予定
- Hadoopみたいなことできる?
- カラムベースにしてるのはそこも狙い
- Gearmanと組み合わせてそれらしいことをやりたい
-
- ハードウェアは昔のものを切り捨てる
- 32bit, シングルコア
- Geometry型のサポートは?
- 誰もやりたがらないので進んでない
- OSSなので欲しい人が自分で作るべし
- HBaseみたいな分散型でSQLが使える製品になる?
- 数週間後にその計画についてのリリースが出る予定
- MySQLからDrizzleへデータのインポートは可能
- プラガブルシステムの仕組み(インターフェースとか)
- Pythonは対応するよ