symfony1.2のサポート期間が1年しかないとかいう話
元ネタはこちらです。ようやく正式リリースされたsymfony1.2が1.0よりサポート短い点を指摘されてます。
symfony1.2.1のリリースよりメンテナンス期間が1.0より短いってどうよ? - ぷぎがぽぎ
このブログ記事を読んで2年前くらいのRails界隈で持ち上がった話を思い出しました。オープンソース世界における信頼ベースの社会は現実世界のそれとは異なった姿をしており、Rails的世界ではさらに違っているよ、という話です。
Rails的世界の「安心」と「信頼」の力学 - アンカテ
これと似たような状況にsymfonyもなってるんじゃないでしょうか。オープンソースの性質って元来そういうものだと思います。いざとなったら「自分で直すしー」くらいの気概が必要とされる世界と言えるのかもしれません。1.0のサポート長めにして、そうじゃない人たちもサポートするよ、っていう所が素晴らしくもあり嫌らしくも思うところですが。
加えて、上記記事の一番共感した部分。
単なるアプリケーションを作るのに、スキルとしてのセンスのよい「信頼」が必要である。自分が作るアプリケーションより、Railsはずっと早く進化する。プラットフォームが電車より先に進んでしまうのだ。そういう不確実な世界で安定を求めたら一歩も前に進めない。まだ見ぬ未来を基盤として、モノを作る必要がある。
Rails的世界の「安心」と「信頼」の力学 - アンカテ
(中略)
息を止めてフリーズして、ある瞬間のRailsを解剖することはできるが、次の瞬間それはもはやRailsではない。
symfonyもまさしく今この状況ですよね。*1
不安はもちろんありますが、自分はさらに前に進んでいきたいと思います。
*1:電車じゃなくて交響曲?